【ブイズ 1900 サンムーン】くろまな起点バトンブイズ 最高レート1982
シーズン1で使用した、ナインエボルブーストを軸にしたブイズパーティについて紹介していきたいと思います。
最高レートは1982になります。(2000に載せたかった・・!)
今回のパーティは、前回の記事で紹介したパーティの改良版になります。
前回のパーティでは、以下の流れで対戦を進めてきました。
(1)先発のポケモンで起点作り(サンダースの「あまえる」、ブースターの「こわいかお」などで相手のポケモンの能力を下げてイーブイが「ナインエボルブースト」をする隙を作る)
(2)イーブイで「ナインエボルブースト」&「バトンタッチ」
(3)エーフィorシャワーズで無双
シーズン序盤ではこのパーティでも通用したのですが、終盤になってくると、なぜか急激に勝率が落ちてきました。
なぜ勝率が落ちたのか・・?その大きな理由として、対戦相手がナインエボルブースト軸のブイズに慣れてきて「(1)先発のポケモンで起点作り」を阻止する立ち回りをするようになったことが挙げられます。
では、対戦相手はどのようにして起点作りを阻止してくるのでしょうか?
色々な方法がありますが、多くの場合「交代」により起点作りを阻止してくることが分かってきました。
「あまえる」「こわいかお」で能力をダウンさせられても、「交代」をすれば能力ダウンは解除できてしまいますよね。
そこで、「交代」を強制的に止めさせることができる、「くろいまなざし」ブラッキーをパーティに組み込むことにしました。
目次
1. パーティ概要2. 個々のポケモンについての詳細
3. 選出方法と立ち回り
4. まとめ
1. パーティ概要
パーティは以下のブイズパーティになります。ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 |
---|---|---|---|---|---|
イーブイ | イーブイZ | とっておき | アシストパワー | みがわり | バトンタッチ |
ブラッキー | ヨプのみ | バークアウト | つぶらなひとみ | あくび | くろいまなざし |
サンダース | いかずちプレート | 10万ボルト | つぶらなひとみ | ひかりのかべ | あくび |
ブースター | きあいのたすき | ふんえん | おにび | あくび | こわいかお |
エーフィ | たつじんのおび | アシストパワー | マジカルシャイン | シャドーボール | あさのひざし |
シャワーズ | たべのこし | ねっとう | アシストパワー | あまごい | ねむる |
2. 個々のポケモンについての詳細
くろまなブラッキー
性格: おだやか
特性: せいしんりょく
持ち物: ヨプのみ
努力値振り: H252 B188 D68
実数値: 202-×-154-80-174-85
技: バークアウト/つぶらなひとみ/あくび/くろいまなざし
【調整】
- 補正なし「こだわりメガネ」持ちカプテテフの「ムーンフォース」確定耐え
【役割】
起点作り
【説明】
「くろいまなざし」を使って相手の交代を阻止できる、「起点作り」ブラッキーです。「あくび」を使って相手にポケモンを交代させて、「起点作り」をしやすいポケモンが出てきたら「くろいまなざし」を使い、相手の交代を阻止します。
交代ができなくなってしまえば、つぶらなひとみ、バークアウトでどんどん相手の能力を下げてイーブイがナインエボルブーストを使う準備を進めることができます!そしてそのままブラッキーを相手に落としてもらえば、起点作り完了です。
しかしながらこのブラッキーにも弱点があります。「くろいまなざし」を使ったとしても交代ができてしまう、「ボルトチェンジ」や「とんぼがえり」です。
シーズン1の環境では、ボルトチェンジを使うカプコケコ、ジバコイルが特に厳しいと感じました。そこで、これらのポケモンに対して強いサンダースを追加することにしました。
プレートサンダース
性格: おくびょう
特性: ちくでん
持ち物: いかずちプレート
努力値振り: H92 B4 C132 D28 S252
実数値: 152-×-81-147-119-200
技: 10まんボルト/つぶらなひとみ/ひかりのかべ/あくび
【調整】
- エレキフィールド下で、カプ・コケコを10万ボルトで高乱数2発 (93.4%)
- つぶらなひとみ使用後、ガブリアスの地震で確定落ち
- 補正ありカプ・コケコのマジカルシャイン確定2耐え
- サイコフィールド下で、補正ありカプ・テテフのサイコキネシス確定耐え
【役割】
アタッカー & 起点作り
【説明】
プレートを持った高火力アタッカーでありつつ、「つぶらなひとみ」と、「ひかりのかべ」で起点作りまでできるサンダースです。「ちくでん」により「ボルトチェンジ」を無効化できるのがポイントです。
さらに、スカーフ持ち物理アタッカーに、先制で「つぶらなひとみ」を入れることができます。(スカーフガブリアスを起点にできます!)
この2匹で起点がぐっと作りやすくなりました。しかしながら、サンダースやブラッキーだけでは、ブイズの苦手なハッサムやルカリオに対して起点を作りづらい欠点があります。そこで、ブースターを起点作り要因に追加しました。
※ここから先に説明するポケモンは、前回の記事とほぼ同じ型になります。
こわいかおブースター
性格: おくびょう
特性: もらいび
持ち物: きあいのたすき
努力値振り: H148 B40 C68 S252
実数値: 159-×-85-124-130-128
技: ほえるorふんえん/あくび/おにび/こわいかお
【調整】
HP 16n-1 (天候ダメージ最小)
S 最速 (こわいかお後、最速スカーフガブリアス抜き)
【役割】
起点作り
【説明】
ルカリオやハッサムなどの鋼タイプのポケモンはブースターには基本的に居座ってきません。つまり、鋼タイプを抑制しつつ、積み起点を作れるのがこのブースターになります。ブースターがこわいかおを使ってから攻撃を受けて退場することで、後続のイーブイが「ナインエボルブースト」を相手の行動よりも先に打てるようになります。それにより
先制で「ナインエボルブースト」→相手の攻撃を受ける→先制で「バトンタッチ」→エーフィ降臨!!という流れを作れます。
さて、起点作りができたら、イーブイの出番です。
ナインエボルイーブイ
性格: おくびょう
特性: きけんよち
持ち物: イーブイZ
努力値振り: H148 B108 S252
実数値: 149-×-84-65-85-117
技: とっておき(ナインエボルブースト)/アシストパワー/みがわり/バトンタッチ
【調整】
- ようきガブリアスの「じじん」確定耐え
- エレキフィールド下 カプ・コケコのスパーキングギガボルト(10まんボルト)をひかりのかべ込みで93.4%で耐え
- ナインエボルブースト後、素早さが準速スカーフガブリアス+2(殻を破るパルシェン意識)
- ナインエボルブースト後、アシストパワーで
H振りメガゲンガー 確定1発
耐久無振り カプ・コケコ 確定2発
耐久無振り ガブリアス 確定2発
【役割】
ナインエボルブースト積み & アタッカー
【説明】
ナインエボルブーストを積むために、最低限の耐久を確保したイーブイになります。ナインエボルブーストさえ決めれば、アタッカーにもなります。
イーブイがナインエボルブーストを使ったら、いよいよフィニッシャーのエーフィの降臨です。
アシパエーフィ
性格: ひかえめ
特性: マジックミラー
持ち物: たつじんのおび
努力値振り: H148 B172 C188
実数値: 159-×-102-191-115-130
技: アシストパワー/マジカルシャイン/シャドーボール/あさのひざし
【調整】
- HP 16n-1(天候ダメージ最小)
- いじっぱり ガブリアスの 逆鱗 確定耐え
- ナインエボルブースト後
H振りメガメタグロスを「シャドーボール」で確定1発
H振りギルガルド「シャドーボール」で 87.5%で1発 (H実値163までは確定1発)
H振りメガハッサム「アシストパワー」で確定1発
耐久無振りメガギャラドスを「マジカルシャイン」で確定1発
アタッカー
【説明】
相手を一撃で倒すことに特化したエーフィです。たつじんの帯を持たせることでかなりの範囲のポケモンを一撃で倒すことができます。しかしながら、エーフィには苦手なポケモンがいます。ミミッキュ、パルシェン、ベトベトンが出てくるとひとたまりもありません。そこで、これらのポケモンに強い第2のフィニッシャー、シャワーズを入れました。
うるおいボディシャワーズ
性格: ずぶとい
特性: うるおいボディ
持ち物: たべのこし
努力値振り: H148 B236 S124
実数値: 224-×-121-130-115-101
技: ねっとう/アシストパワー/あまごい/ねむる
【調整】
- HP 16n (たべのこし回復量最大)
- ナインエボルブースト後、最速130族+2
- いじっぱり いのちのたま持ち ミミッキュの「じゃれつく」を2耐え
- シャワーズに「へんしん」したメタモンの「アシストパワー」を2耐え(ダメージ94~111)
- シャワーズに「へんしん」したメタモン(HP 155)を「アシストパワー」で確定2発
- ナインエボルブースト後「あまごい」をすることで
補正ありHDベトベトンをねっとうで確定2発
【役割】
アタッカー
【説明】
第2のアタッカー、シャワーズです。エーフィの苦手なミミッキュ、パルシェン、ベトベトンに強いのが特徴です。今回は特攻をかなり落としてメタモンに強い調整になっています。しかしながら、現環境ではメタモンがあまりいないこと、H振りメガガルーラがかなり多いことから、H振りメガガルーラを確定1発で落とせるまで特攻を上げた方が良さそうです。
3. 選出と立ち回り
相手がどのようなパーティであろうとも、イーブイでナインエボルブーストを決めて勝負にいきます。つまり、以下の流れで対戦を進めることになります。- ブラッキーorブースターorサンダースで起点作り
- 後続のイーブイでナインエボルブースト→バトンタッチ
- エーフィorシャワーズで無双
(1)基本選出
→→
基本的には「あくび」連打から入ります。「あくび」をいれると相手は「ねむり」状態になるのを嫌って交換してきます。そこであくび連打して、起点にしやすいポケモン出てくるタイミングを見計います。起点にしやすいポケモンが出てくるタイミングで「くろいまなざし」を打ち、起点にしやすいポケモンを捕まえたら、準備完了です。とくこうが高い相手には「バークアウト」、攻撃が高いポケモンには「つぶらなひとみ」をブラッキーが落とされるまで連打して、起点を作ります。
(2)カプコケコ、ジバコイル、カプテテフがいる場合
→→
ブラッキーの苦手なカプコケコ、ジバコイル、さらに、高火力でブラッキーが倒されてしまう可能性が高いカプテテフがいる場合には基本的にはサンダースを選出します。特殊アタッカーには「ひかりのかべ」、物理アタッカーに対しては「つぶらなひとみ」を打つことで起点を作ります。
(3)メガハッサム・ルカリオがいる場合
→→
ブイズが苦手なメガハッサム、メガルカリオが入る場合にはブースターを選出し、メガハッサムやルカリオを引かせた上で起点作りをします。
(4)ミミッキュ、パルシェン、ベトベトンがいる場合
oror→→
フィニッシャーのエーフィが苦手なポケモンがいる場合には、ラストのエーフィをシャワーズに変更します。
4. まとめ
ブラッキーの「くろいまなざし」で交代を防ぐことで、イーブイのナインエボルブーストの成功率をぐっと上げられるようになりました。それが勝率向上につながったと考えています。今回は、本当に色々なブイズ使いの方のアイデアを参考にして、パーティを組ませていただきました。僕が今まで到達できなかったレート帯に行けたのも、色々な方の試行錯誤があったからだと思っています。
シーズン2以降は今まで解禁されていなかった強力なポケモンが沢山加わります。中々厳しい対戦になると思いますが、負けずに頑張っていきたいと思います!